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札幌シティ環境株式会社
札幌シティ環境株式会社 代表取締役 政田治彦さん

「きれいな街へ、きれいな未来へ」



札幌市内にある「折りたたみ式、箱型ゴミステーション」を見たことがあるだろうか?使用する際、力のないお年寄りでも10秒で簡単に組み立てでき、使用後はコンパクトに収納可能。さらに従来のネット型のゴミステーションに比べ箱型は、カラスの被害を想定して丈夫に設計されているため、カラスの被害を完璧なまでに防ぐことができる。それこそが「どこでもゴミBox」。札幌のゴミステーションに革命をもたらした「どこでもゴミBox」を開発、販売している札幌シティ環境株式会社。「札幌の街並みをきれいにする。」そのことをテーマに会社を立ち上げた 代表取締役 政田治彦(まさだ・はるひこ)さんにお話を伺った。

― ゴミの専門家が作った、ゴミ箱 ―

政田さんは自分が会社を立ち上げ、経営するとは思っていなかったと言う。「起業のキッカケは、東京農業大学オホーツクキャンパス時代の恩師から、網走のゴミ事業が民間委託になるからやらないかと言われたことから全てが始まった。起業という選択をしたのは、自分で経営者を目指そうとかそういう気持ちからではなかった。」そう語る。そして政田さんは1999年に網走でシティ環境株式会社という、ゴミ収集・廃棄物処理の会社を立ち上げ、日々働いていた。北海道で行われた洞爺湖サミットの年に札幌を訪れ、札幌市内のゴミステーションがカラスに荒らされているのを目にした。「職業柄ゴミを見る。札幌市内のゴミステーションを見たとき、カラスに荒らされている所が多かった。札幌は観光の街にも関わらず、なぜこんなに汚いのだろう、何とかできるのではないか?と思った。そこでカラスの被害を受けない丈夫で、機能的な箱型のゴミ箱を開発しようと思った。」こういった想いから札幌シティ環境株式会社を起業し、「どこでもゴミBox」を開発した。「どこでもゴミBox」は今では1300台以上が売れ、購入した方々から「カラスの被害がなくなりました。」など、多数の手紙がくると政田さんは笑顔で語る。シティ環境株式会社では街を美化するだけではなく、ペットボトルのキャップを集めるエコキャップ運動により、ワクチンを必要としている世界中の子ども達にワクチンを届けている。さらに「どこでもゴミBox」の製作を受刑者や障害者の方々に依頼することによって、新たな雇用も社会に作り出している。ゴミの専門家がゴミ箱を作ることによって、使い手は喜び、雇用が生まれ、そして街がきれいになる。政田さんの活動によって、多くの方が幸せになっているのである。

― 正論 〜軸をぶらさない〜 ―

政田さんが仕事をする上で、大切にしていることを訊いた。「自分の正しいと思うこと(正論)をぶらさず、「流れ」を重要視していく。流れとは、上手くいくことは始めると、とんとん拍子に上手くいく流れを感じることができ、ダメなことはその逆で壁ばかりあったり、自分自身やろうと言う気持ちにならなかったりするので、そこの見極めを大切にしている。自分の置かれている状況や可能性を分析してやっていくことも重要。」そう政田さんは語る。自分で良し悪しを決めて、正論をぶらさずやっていくことで道は切り拓ける。また、何かを始めるときは細部にまで目を配り、分析することで可能性や将来性を政田さんは見極めている。企業のトップとして大切にしていることは何なのか訊いてみた。「一番下の働き手の気持ちがわかなくてはいけないと思っている。私自ら従業員に声をかけ、コミュニケーションをとる。そのことによって相手の考えていることを理解する。また、できるだけ『ありがとう』と言うように心がけている。自分の会社で働いてもらっている感謝の気持ちを伝える。」政田さんは単に話をするのではなく、従業員と家庭の話ができるくらい親しくしているのだと言う。上司と部下という肩書きの関係ではなく、一人の人としてコミュニケーションをしているのだ。

― 身近な企業へ ―

企業としてのこれからの目標を政田さんに訊いてみた。「企業としてはこれからも引き続き、きれいな街づくりを目指し頑張っていく。本業は廃棄物の処理などのゴミに関するものだから、今後は集めたゴミをリサイクルする仕組みを作りだし、もっと社会に貢献できる企業にしていきたい。いつも街をきれいにしてくれている企業というイメージを持ってもらい、地域の人たちに身近に感じてもらえる企業になりたい。誰でも“City”というロゴを知っているような企業にしたい。」そう語る政田さん。この他に個人として抱いている夢がある。それは農業へシフトしていくということだ。「本業のゴミ収集業によって、集めた生ゴミを肥料化するなど、今やっているゴミ事業から農業へと発展させる。北海道の一次産業は必ず発展できるし、日本の食料はこれから北海道が支える宿命であると感じる。」ゴミの事業という固定観念を持たず、多くのことにチャレンジしようとする政田さん。固定観念に縛られず、挑戦意欲、計画性、分析力、そして感謝の気持ちなど、経営者としても、一人の人としても素晴らしく、憧れを感じた。政田さんの人柄、考え方があるからこそシティ環境株式会社は飛躍し続けるのだとも感じた。

― 若い世代へ ―

「小学校で学んだ道徳を絶えず純粋に想い、社会の中で働いてほしい。」正直者、素直な人はバカをみないと政田さんは言う。逆に正直者、素直な人ほど多くの学びや経験ができる。「一生懸命やっていたら絶対に自分のことを応援してくれる人がいる。学生時代であれば、アルバイトなどで汗を流し、堅実に多くの経験をしていってほしい。」

― 編集者の一言 ―

政田さんは仕事を楽しみ、常に新しいことや何かをしようと考えている。しかし、それは独りよがりではなく、周りの人も巻き込み、さらにより良い社会に近づけるためのものだ。社会のため、人のために仕事をすることの素晴らしさを政田さんから感じとった。

( 編集 インターン生 鈴木俊 )?
コメント
from: 本郷通りのオヤジ   2013/11/13 10:34 AM
元気で頑張れ!死ぬまで働き、環境被害から人々を救ってください。
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